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紫外線が活性酸素の働きを抑える|ダメージレスな肌の作り方

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紫外線が活性酸素の働きを抑える|ダメージレスな肌の作り方

 

 

紫外線が何となく肌に悪いことは分かっていても、一体紫外線の何が肌に悪影響なのかまで考えたことはありますか?

また夏が近ずくにつれ、なんとなくドラッグストアに寄っておすすめPOPに言われるがままに購入しているその日焼け止め、本当に効果があるのでしょうか?

肌老化の原因は年齢や喫煙・偏った食生活などがメインだと思われてきましたが、一番の原因は紫外線によるものです

その占める割合はなんと8割以上

つまり紫外線対策に対して正しい知識を身につけるだけで他人よりもグッと肌老化を遅らせることが出来るのです

紫外線と活性酸素の関係性

紫外線が肌に直接ダメージを与えているのかと言うと実は少し違います

正確には紫外線を受けたことで肌の内部で活性酸素が発生し、この活性酸素が肌荒れや、しわ・わるみなどの肌トラブルを引き起こしています

活性酸素とは「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことを指しています

細菌力がとても高く、体内に潜む細菌やウイルスなどを殺してくれる一方、必要以上に体内に増えることで体内にとって必要な細胞や正常な細胞まで殺してしまう少し扱いづらい存在です

科学的に言うと「酸化させる=酸素と結合すること」ですが、この酸化させるとは「錆びること」つまり劣化が進むことを指しています

鉄が錆びると赤く変色を起こし、酸化していない鉄と比べて強度も落ちますよね

身体も一緒です

身体を作っている60兆以上もの細胞が必要以上に体内に発生した活性酸素により酸化されれば、各々の器官でトラブルを引き起こします

この活性酸素は様々な要因で体内で発生するのですが、その要因の一つが紫外線です

活性酸素の原因である2種類の紫外線UVA・UVB

紫外線にはUVA・UVBと言った2種類が存在します

それぞれ肌に与えるダメージな内容が異なります

UVA(紫外線A波)・・・

肌は大きく分けると表皮(目に見える部分)と真皮(表皮の奥にある目には見えない部分)から成り立っています

UVAはこの真皮にダメージを与える紫外線です

真皮にダメージを与えることで肌内部に活性酸素が大量に作られます

するとこの活性酸素が肌のハリや潤いに必要不可欠なコラーゲンやエラスチンを破壊し始めます

これによりしわ・たるみなどの肌老化を招くのです

このUVAは雲や窓ガラスも突き抜けるため、悪天候の日や室内であっても肌はダメージを受けています

1年中降り注いでおり、油断のできない紫外線です

冬でも夏の半分以上降り注いでいます

地上に降り注ぐ紫外線の大部分がこのUVAで、じわじわと肌にダメージを与えていくので、ある程度年齢を重ねた30代から40代以降にしわ・たるみが気になり始めるのはこのためです

学生時代に無防備に浴びた紫外線がこの年齢でその怖さを発揮し出すのです

UVB(紫外線B波)・・・

UVBは肌の表皮にダメージを与える紫外線です

表皮にダメージを与えることで肌表面が赤く炎症を起こします

肌の表面上に発生した活性酸素はメラニン色素を大量に作り出し、これにより色素沈着を引き起こし、しみ・そばかすの原因となっていきます

別名「レジャー紫外線」とも言われており、屋外スポーツやアウトドアなどで長時間このUVBを浴びる事で肌が赤く炎症を起こし、のちに黒く肌が焼けた(サンタン)状態になります

しかしUVAと違い紫外線の波長が短く、地上に降り注ぐ量は紫外線全体の10%ほどです

なので日常生活で日傘の使用やなるべく紫外線に当たらないようにすることで、ある程度のUVBを防御することが可能です

紫外線UVA・UVBをブロックするSPF・PA

UVA・UVBが肌に与えるダメージを少しでも軽減させることが出来るのがSPF・PAです

日焼け止めにもSPF・PAと表記されているのを見たことがあるかと思います

SPF・・・

SPFはサンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略でUVBの紫外線をブロックする効果があります

1~50̟+までの数値があり、数値が高いほどUVBをブロックする効果が高くなります

この数字には肌が紫外線が受けてからダメージを受けるまでの時間を遅らせる意味があります

個人差はありますが、肌が紫外線を受けてからダメージを受け始めるのは15分前後と言われています

例えばSPF30であれば、このダメージを15分×30倍=450分、SPF50であれば15分×50倍=750分遅らせることができます

SPFには100%紫外線をブロックする効果は残念ながらありません

これは全世界において共通認識です

日焼け止めをこまめに塗り直すように注意書きされているのはこのためです

PA・・・

PAはプロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略でUVAの紫外線をブロックする効果があります

++++、+++、++、+の4段階あり、+の数が大きいほどその力は強くなります。
UVAはUVBと違い、年中降り注いでいることが特徴です。
UVBは10月から2月にかけてガクっと減るのに対し、UVAは一年中安定して降り注いでいます。
季節や天候に関係無く、また屋内であっても肌老化を抑えたいのであればUVケアは必要不可欠と言えます。

紫外線による活性酸素が引き起こす5つの肌トラブル

紫外線(UVA・UVB)を浴びた肌に起こりうるトラブルに以下の症状が上げられます。

肌荒れ・・・

繰り返し、または長時間紫外線を浴びることで肌の角質層が肥厚化します。
肥厚化とは厚くなること。

本来人間の肌は28日周期で古い角質層が自然と剥がれ落ちる(ターンオーバー)のですが、紫外線を浴びたことでターンオーバーが正常に働かず古い角質がいつまでも肌に居座り続けてしまうのです。
それにより肌の水分量が減り表面のゴワつきやカサつき、皮めくれなどの症状が現れます。

しわ・たるみ・・・

しわ・たるみの原因は肌の水分量の変化によるもの。
肌の水分量は赤ちゃんのときをピークに年々減少していきます。

そこに紫外線を浴びることで、肌の水分量を保つのに大きな役割を果たしている肌の真皮にあるエスラチン・コラーゲンが破壊されることで、さらに肌の水分量が減っていきます。
「肌の水分量が減る=乾燥を引き起こす」
炊きあがったばかりのご飯は水分を程よく含んでおりツヤ・ハリがありますが、ラップをしない状態で放置しておくとお米に含まれた水分が蒸発し、硬いバサバサとした触感になってしまいますよね。

それと一緒で肌も水分量が減り乾燥し始めると、ハリ・ツヤのないガサガサとしたしわのある肌になってしまいます。

ニキビ・・・

肌の角質層が肥厚化することで毛穴が詰まりやすくなりニキビの原因のコメドが作られやすい状態になります。
また紫外線を浴びて酸化した皮脂を毛穴を刺激することもニキビができやすい原因の一つです。
またもともとニキビが出来ていた場合、活性酸素の極端な発生により状態を悪化させてしまいます。

色素新着(しみ・くすみ)・・・

紫外線によって炎症を起こした肌は色素新着の原因になるメラニン色素が大量に発生します。
乾燥が進み正常なターンオーバーが出来なくなった肌はこのメラニン色素を含んだ角質が剥がれ落ちずに肌に停滞します。
長い間停滞することで色素新着を引き起こします。

アトピーなどの症状の悪化・・・

もともと皮膚に関して何らかのトラブルを抱えていた場合、紫外線を浴びたことで発生した活性酸素により皮膚のバリア機能が破壊されます。
バリア機能が破壊されたことで症状が悪化し、かぶれなどの別のトラブルを引き起こす可能性もあります。

紫外線による活性酸素対策は24h365d必須

紫外線対策は今や季節・天候に関係なく24時間365日毎日しっかりと行っていくことが大切です。
紫外線量の数値が高く特に紫外線対策に注意すべき時期は3月から9月と言われています。
3月と聞くとまだまだ寒くコートを着用している時期ですよね。

この時期くらいから女性誌で日焼け止め特集が組まれたり、テレビで日焼け止めのCMを見る機会が増えてきます。
が、それ以外の10月から4月は紫外線が降り注いでいないかと言えばそんなことは決してありません。

5月から9月の紫外線量と比較すると劣りますが、10月から4月にかけても紫外線は地上に降り注いでいるのです。
6月から9月の体感的にも熱く、太陽が眩しいと感じる時期の紫外線対策は積極的にやっていても、それ以外の月・曇りや雨など太陽が出ていない日の紫外線対策はつい怠りがちになってしまう人が多いです。

紫外線が肌に与える影響は、浴びた紫外線量によって大きく左右されます。
つまり紫外線量が高い時期だけしっかり紫外線対策をしていても10月から4月の時期の紫外線対策を怠れば、その時期に浴びた紫外線は肌に蓄積されていきます。
この蓄積された紫外線が後々の肌老化に繋がっていくのです。

紫外線量は年々増加傾向にあります。
国内の紫外線量の数値は札幌・つくば・那覇の3地点で1990年代より観測されており、平成30年7月の気象庁の発表によると、増加率は10年で札幌で+3.2%、つくばで+4.2%となっています。
那覇に関しては僅かに増えたものの、ほぼほぼ横ばいの結果となっています。
気象庁:紫外線の経年変化

「昔のひとは紫外線対策をしなくても大丈夫だった」
「現代人が必要以上に紫外線に対して神経質になり過ぎている」

昔のひとが紫外線対策をしなくても皮膚がんの発症率が現代と比較して少なかったのは、数値からも分かるように紫外線量がまだそこまで多くなかったからです。
もし30年前の紫外線量が現代の紫外線量と同様の数値を出していたら、確実に皮膚がんの患者の数はもっと増えていたことでしょう。

海外のある小学校では日焼け止めを塗らないと校庭で遊ばせてもらえません。
それくらい紫外線の危険性に目を向けているのに対し、日本では日焼け止めの含量がプールの水の中の溶けるからと日焼け止めを塗布しての入水を禁止しているところが一部あります。

日本は皮膚治療に関しては欧米と比較して10年以上遅れていると言われています。
正しい知識の習得が今後の肌老化に大きく影響を与えてきます。

紫外線による活性酸素が原因で起きる、肌老化を遅らせる正しい日焼け止めの選び方・塗り方

紫外線の怖さがわかったところで、正しい日焼け止めの選び方です。
ポイントは全部で3つ。この3つをさえ抑えておけば、基本どの日焼け止めを選んでも効果に大きな差はありません。

1.SPF50+PA++++の最高水準のものを選ぶ

紫外線量が特に強い5月~9月は例え一日中屋内にいる場合であってもSPF・PA共にどちらも数値が高いものを使用しましょう。
数値が高いとその分肌に負担になるのではないか?と思いがちですが、昔の日焼け止めと違い今の日焼け止めはヒアルロン酸やコラーゲン、コエンザイムQ10など肌に潤いを与える成分が含まれています。

ひと昔前のような塗ると皮膚がガサガサになるような心配はありません。
むしろ紫外線を浴びてしまった肌のほうがダメージは大きいことを忘れてはいけません。

ウォータープルーフタイプを使い分ける

ウォータープルーフタイプの日焼け止めには化学物物質が含まれています。
よく聞くノンケミカルタイプの日焼け止めにはウォータープルーフの効果はありません。

海やプール、屋外レジャーなど汗をかいたり水で日焼け止めが流れてしまう場合にはウォータープルーフタイプ、屋内や冬など汗をかく心配が無い場合にはノンケミカルタイプの日焼け止めを使うなどの使い分けをしましょう。

こまめに塗り直しをする

以外と重要なのがこのこまめに塗り直しをすることです。
家を出る前にはしっかり塗っていても、外出先に日焼け止めを持っていくことを忘れてしまったりいちいち塗り直しをするのが面倒だったり・・・

日焼け止めには100%紫外線をブロックする効果が無いことは先ほど説明した通りです。
SPFの数値が高い分、肌が紫外線によるダメージを蓄積される時間を遅らせることはできますが、全く無傷な常態を保つことは不可能です。

また汗をかいた覚えがなくとも、目には見えない水分が身体から蒸発すると共に少しずつ日焼け止めは剥がれ落ちています。
また服がこすれたりするだけでもその触れた箇所は無防備な状態になっていると言えます。

SPFの数値を鵜呑みにし過ぎず、紫外線量が強い時期だけでも2時間に1回は塗り直しをするようにしましょう。

紫外線による活性酸素ダメージは将来突然襲ってくる

紫外線ダメージの怖いところは、将来時間をかけてジワジワと少しずつやってきて、ふとしたときに突然やってくるところです。

例えば転んで膝を擦りむいたりすると、すぐにその箇所から血が出たり皮膚が剥けますよね?
そして人間本来が持つ自己再生力で傷は少しづつ治っていき、1週間ほどでかさぶたとなって剥がれ落ちて終了です。

しかし紫外線は浴びた直後は紫外線を浴びる前の肌と比較してもパッと見違いはありません。

それゆえに油断してしまいがちですが、紫外線は受けた分だけ肌の奥で蓄積されています。
この蓄積された肌ダメージはじわじわと肌細胞を浸食し、10年後の肌に突然襲いかかってくるのです。

紫外線によるしみは、皮膚の奥の肌細胞でメラニンが過剰に作られ、時間をかけて皮膚の表面に現れるのです。
ニキビ痕は皮膚の表面に痕として残ってしまった色素沈着なんです。
長い時間かけて現れてしまった肌トラブルは1,2日で治すことは出来ません。

肌トラブルは出来てしまってからでは治すのに時間もお金もかかるのです。
肌トラブルを起こさないことが肌にとって最も有効な手段と言えます。

紫外線よる活性酸素対策は一番効果の高い日焼け止めから始めること

少しでも肌老化の原因を取り除きたいのであれば、肌老化の原因の80%である紫外線を取り除くことが大切です。
いくら抗酸化作用のあるビタミンC入りの化粧水や食材、サプリメントを摂取しても、肌老化の原因を抑えない限りはこれらのことはしても意味がありません。
まずは日焼け止めでしっかり対策を取った上での、化粧水・食材・サプリメントであることを覚えておきましょう。